Instrument Panel : Reported by ZAK


2年前の3月から乗っているFIREBIRDのスピードメーターが調子悪くなりました。
30マイル位までスピードが上がってやっと針が動き出すか、それ以下で走行中に段差を踏むとそのショックで針が思い出したように動く症状がここ1年続いていました。

直接車の性能には関係ないとほったらかしにしていたのですが、Joshさんがこちらに来られた時にジャンクヤードでゲットしたタコメーターと電圧計がクラスターアッセンブリーでスピードメーターその他の計器がすべて付いていたので、スピードメーターを譲っていただきました。

ついでにこの車を買った時からスピードメーター部分のクリヤーパネルが割れていたので、ちょうど良い機会とスピードメーターと一緒にそれも交換することにしました。

まずはクラスタートリムパネルを外し、クラスターを固定しているネジを外してクラスターを取り出しますが、クラスターが取り出しやすいようにインパネパッドを留めているネジを緩めておきます。
が、クラスターはなかなか出てきてくれません。ステアリングコラムとクラスターが干渉して取り出しには苦労させられました。

取り出しが終われば家の中でクラスターから旧スピードメーターの取り出しです。
今回ゲットしたスピードメーターは89年式トランザムグレードのファイヤーバードからのメーターで、目盛りの最高が140MPH。
私のはファイヤーバードグレードのファイヤーバードなのでもともと付いていたメーターは120MPHです。
最後に距離計が示していた数字は136,644マイル(約218,630キロ)でした。98年夏に1人で米大陸横断を2回した時に頑張ってくれたメーターさん、さようならです。

あとは新しい(中古の)メーターを入れて割れていたクリヤーパネルを今回ゲットした物と入れ替えいざ車へ。
取り出した時ほど苦労はしませんが、クラスターを戻すのもちょっと大変。
無事に収まってくれ、トリムパネルをはめて完成です。と思いきやハッチゲートやデフロスタースイッチにつながるコネクターをパネルに差し込むのを忘れてしまいました。
もう一度パネルを取り外します。そのとき「パキッ」という音がしたと思いきや、スピードメーター部分のクリヤーパネルが割れてしまいました。
それも前とほとんど同じような形に。一気に戦意喪失。
トリムパネルのちょうどステアリングコラムに当たる部分からコラムを挟んで1本ずつ突起がクラスターに向って出ています。トリムパネルを外す時にこの突起を注意しないと、左側(スピードメーター側)の突起がクラスターのクリヤーパネルの端に引っかかった状態になり、それに気が付かずにパネルを外そうとすると・・・
前オーナーもこうやって割ったんだと納得したがら再びクラスターを外す事に。

クラスターと共に家に戻りクリヤーパネルを外しました。
どうやって割れた部分を修理するか。それともまたジャンクヤードで部品をゲットしてくるか。
でもクリヤーパネルだけの入手は不可だろうし、貧乏人なのでどうにかして金をかけずに修理することにしました。
スピードメターに沿ってクリヤーパネルを少し大きめの円形にくり貫き、プラ板でその切り抜き部分のパッチを作りその上からクリヤーパネルを被せるという目論みです。

問題は何を使って円形にくり貫くか。考えた末ホットナイフを使うことにしました。これはいわゆる半田ごての先をナイフの刃に替えられる物です。
パネルは結構厚味があるので、切り抜くというよりは熱で溶かすという感じです。そして0.015インチ(0.4ミリ)の透明プラ板を使ってパッチを作ります。本当はもう少し厚めのが欲しかったのですが近所ではこれしか見つかりませんでした。
ここで気を付ける事はパッチは円形ではなくメータ部より大きな範囲をカバーできるように出来るだけ大きく作る事です。そうしないと車に戻した時にパッチの端が見えてしまいます。

まずはプラ板をかなり大きめの正方形に切り取ります。プラ板が薄いのではさみで切れます。
そしてトリップメーターのリセットボタン(レバー)が通る穴を開けるのですが、大体の位置にマークをして小さな穴を開けます。そしてカッターの刃先をその穴に入れ刃を回転させます。これで穴がきれいな円になります。穴の大きさはレバーにはチューブが被っていますが、そのチューブより大きめに開けます。チューブがぎりぎり通るくらいの穴だとレバーにガタがある為、レバーの押し方やその角度により薄いプラ板に余計な負荷がかかるからです。
そうしたらその正方形のパッチをクラスターに当ててみます。この時スピードメーターをクラスターに取り付けた状態にしておいて下さい。そしてパッチの形状を決定します。大きめの正方形にまず切り取った訳は、あまりきっちり切り取るとトリップメーターのリセットレバー用の穴の決め方次第でプラ板の位置が予定より上下左右のいずれかにずれてしまい、クラスターのスピードメーター部を完全にカバーできなくなるからです。
パッチの形状を決め、マークしたら切り抜きます。

プラ板が薄いのではさみで切れました。パッチを接着剤でクラスター側に付け、その上から通常通りにクリヤーパネルをネジ留めします。

どんな感じになるかトリムパネルもあてがって見ました。なかなかいい感じです。

最後に車に戻して完成。プラ板の薄さが心配だったのですが、はさみで簡単に切り取れたのと、クリヤーパネルを指で押したりするような事はないので全く問題無しと見ました。
かえって薄い分透明度が増し、スピードメーターがすかっーと見えるような気がします。そしてテスト走行です。自宅の駐車場から車がするすると動き出すとともにメーター針が動き出しました。近所を少し走ってからフリーウェーへ。
目盛りが増えた分針の示す角度が変わりました。自分の普段のスピード感覚と回りの車のスピードから察して新しいメーターが指す数値は以前と同じようです。全く違和感はありません。

メーター移植とクリヤーパネル修理は大成功でした。クリヤーパネルの修理代はしめて1ドル99セント(プラ板代)でした。