Maintenance


ここに紹介するMaintenanceは私が日常行っている内容です。
あくまでも参考程度にしてください。
この内容をそのまま自分の車に行った結果、故障、事故等が発生しても一切の責任は持ちません。

オイル、フルード容量一覧表

 

Capacities

Metric

U.S.

Engine (V8 5.0L & 5.7L)

W/O Filter

3.8 Liters

4 Qts.

W Filter

4.7 Liters

5 Qts.

Differential

1.5 Liters

3.5 Pts.

Power Steering fluid

0.610 Liters

1.28 Pts.

Automatic Transmission Capacities
(700 R4 : MD8)

Refill

4.7 Liters

9.9 Pts.

Overhaul

10.9 Liters

23.0 Pts.

Manual Transmission Capacities
B/W 5-Speed

3.1Liters

6.6 Pts.

Cooling System Capacities

5.0 (F)

16.1 Liters

17.0 Pts.

5.0 (H)

16.3 Liters

17.2 Pts.

5.7 (8)

14.8 Liters

15.7 Pts.

エンジンオイル

さて、まずはエンジンオイル交換ですが、オイルは3,000kmおきに、フィルターは6,000kmおきに交換しています。オイルのグレードはその時の財布の中身にもよるのですが、なるべく100%化学合成オイルのSAE15W-40を使うようにしています。(メーカーは特にこだわっていません。)というのも、アメリカンV8エンジンは相対的にオイル容量が少ないからです。(350ENGで約4リットルしか有りません。)またFirebirdは同世代のCamaroと比較するとエンジンルームの熱が逃げにくいのです。(グリルレスというデザインに問題が有る。)つまりオイルにかなり負担がかかっていると判断した結果です。

フィルターを取付けるときは事前にフィルターの中にオイルを充満させるとエンジン始動時の油圧の立ち上がりが早くなります。

車の使用条件にもよりますが交換時期は普通は5,000〜10,000km程度でも問題ないかも知れません。(ENG内部の汚れ具合にもよるが…)最終的にはオーナーの気持ち次第でしょう。

ミッションオイル

ミッションオイル(私の車はAT:TH700R-4)は自分で交換しています。

普通は交換設備のある所で全交換と行きたいところです。自分で交換する時は当然オイルパンを外さなければなりません。(純正のオイルパンにはドレンボルトが付いていない。)さらにオイルパンを外しても出てくるオイル(フルード)は全体の約43%(約4.7リットル)程度です。ですから私は1年に1回は交換します、オイルパンを外すのでついでにオイルフィルターも交換します。

フィルターを外した際に、よくフィルターネックに付いているO-リングがミッション側に残ってしまいますので注意してください。私は過去にミッションから3つほで出てきたことがあります…

使用するフルードは前記のように全交換が出来ないために純正(Goodwrench社製)を使用しています。フルードは必ずDEXRON-2を使用してください。

最近純正のATFはDEXRON-3になりました。これを使っても問題ないようです。

フルードを抜き取るためオイルパンを外しますが、その時抜けたフルードの量を測っておきましょう。

外したオイルパンはまず奇麗に洗浄します(内側に張り付いているマグネットも忘れずに、このマグネットに大きな金属片が付いていたら要注意!ミッションに何らかの問題が有るかもしれません)、取り付けの際は新品ガスケットの両面に液状ガスケットを薄く塗付します。さらに液状ガスケットを乾燥させるため一晩フルードを入れずに放置します。

翌日抜いた分のフルードを入れます。その後エンジンを始動し約20分後シフトレバーを[P]→[R]→[N]→[OD]→[3]→[2]→[1]→[2]→[3]→[OD]→[N]→[R]→[P]と動かし最終的な量の調整をレベルゲージのパイプを利用して行います。

最後にフルードが漏れていない事を必ず確認しましょう。

デフオイル

デフオイルはデファレンシャルカバーを外せば簡単に排出できます。入れるときはケース横にあるプラグから入れ、そこから溢れてくれば充分です。

LSD(ノンスリップデフ)装着車は専用のオイルを使用しましょう。因みに私はGL-5 SAE90W-180を使っています。

デフオイルはかなり臭いので体に付けないように、暫く臭いが残ります。

パワーステアリングフルード

パワーステアリングフルードはメーカー指定では「No. 1050017もしくは同等品」となっています。私はATフルード(DEXRON-U)を使っていますが今のところ不具合は有りません。

ある資料によると、やはり専用のフルードを使ったほうが良いとありました。Service Manualには「ATFは使うな!」と記載されていないようですが、どうなのでしょう?

今回(パワステホースの交換)は一応指定の物を使いました。

友人から情報を提供してもらいました。彼は某欧州車のメカニックをしているのですが、彼が言うにはパワステにATF(DEXRON-2、3)を使っても全く問題無いとのことです。理由は使用目的がパワステフルードとATFは同じだから、確かに流体的に目的は同じです。納得の情報でした。

フルードの交換はリザーバタンク内のフルードを出来る限り排出し、新品のフルードを入れます。その後エンジンを始動し2〜3分後停止、またタンク内のフルードを交換…タンク内のフルードが奇麗になるまで数回繰り返します。かなり手間はかかりますが、配管等を外す必要が無いので思わぬ破壊を招きません。 更にこの方法だとエア抜きの必要もありません。

冷却水

冷却水は2年に1度の割合で交換しています。クーラントは普通に手に入る品を使っています。

ラジエター内部の洗浄は特に行っていませんが、リザーバータンクは洗浄しています。

交換後のエア抜きは充分に…

ブレーキフルード

私の車はブレーキラインが汚れているためフルードの汚れるのが早いので、1年で交換しています。交換のときは友人、後輩、奥さん等に手伝ってもらっています(エア抜きの時)。ブレーキ周りは特にシビアに行ってください。エンジンは壊れても車は止まりますが、ブレーキが壊れると車は止まりません…

フルードはDOT-4を使用し、右後→左後→右前→左前の順番で交換します。

新品のフルードに交換するとブレーキのフィーリングが変化しますよ。

ステアリングリンケージ

ステアリングリンケージにグリスアップをするわけですが(ニップルの付いているところ)、グリースは#2のシャーシグリスを使っています。

これはガソリンスタンドで入手可能です。私は近所の出光で入手しています。

交換の手順はニップルにグリスポンプを装着し、リンケージの隙間から新品のグリスが出てくるまでグリスを入れます。

プラグ交換

プラグ交換は6,7,8番の交換が一見上からは出来ないように見えますが上手くすれば上から出来ます。けがをしないようにしてください。とは言っても無理な場合は下から作業しましょう。

ベルト交換

今3rd F-Bodyを所有している方たちの多くの車は1988年式以降ではないだろうか、その場合ベルト交換は大した作業ではないだろう。
1/2"ラチェットスピンナーハンドルをベルトテンショナーの穴に差込み、ベルトのテンションを緩めてベルトを1本外し、新しいのを付けるだけ。
ところが1987以前の年式になると話が違ってくる。
これらにはV-Beltがドライブする補器毎に使われているので交換作業は結構な大仕事になる。
基本的には各ベルトのテンションを緩め、内側から新品を取り付け、各ベルト毎にテンションを調整するだけであるが、数が多い(大体4本)のでそれなりに時間は掛かる。

私がここしばらく使っているベルトはDayco製のベルトであるが、これは米国に住む友人が推薦してくれた物である。
それまではGoodWrench製を使っていたが、Dayco製の方が持ちは長いようだ。

因みに、
ALT&WP:5050420
PS:15400
WP&AP:15335
WP,PS&A/C COMP:15560
である。

車検

さて、いやでもやって来る車検ですが、是非ユーザー車検に挑戦してください。基本的な整備が出来れば恐れる事は有りません。堂々と挑戦しましょう。最近は法律が改正され12ヶ月点検は車検後に実施しても良くなりましたが、やはり前点検をお勧めします。車検場の検査ラインに不安をお持ちの方も居られると思いますが、事前に見学し、あなたの周囲に経験者が居れば是非手伝ってもらえば心配無用です。車検の内容はここでは省略しますが、並行輸入車は以下の項目は注意してください。

  1. ヘッドライト:ライトの向き、米国と日本の通行は当然逆です。
  2. ターンシグナルランプ:特にFirebirdのフロントランプはポジションとターンシグナルランプが一体化ですのでこれは日本の保安基準に適合していません。
  3. ドアミラー:日本の保安基準では可倒式でなければいけません。(車幅よりはみ出している場合)
  4. 排気ガス温度センサー:これも装着が義務づけられています。

これも友人からの情報です。フルトラを採用した車(デスビがポイント式で無い車)にはこのセンサーの装着義務が撤去されたそうです。時期は例の「改造、車検に関する規制緩和」以来とのことです。これでマフラーを交換するときにセンサーアダプターを取り付ける手間が省けます。規制緩和に感謝です。

ただし、その車の生産年によっては該当しなくなります(多分1974年だったと思う)。まあ、3rd Firebirdは間違いなく該当しますので注意してください。

ユーザー車検で必要な費用ですが、自賠責が27,600円、重量税50,400円、検査料1,500円、用紙代30円の合計79,530円です。(1999.4月現在)

ユーザー車検について詳細に紹介されているWeb siteを発見しました。Webmasterさんに承諾を貰えましたので紹介します。ユーザー車検に関することはこちらを参照ください。

因みに古い「有効期限シール」の剥がし方ですが、カッターの刃を使ってある程度剥がします。これだけだと“のり”が残りますが、Zippoオイルで拭いてあげると綺麗に落ちます。ガラスが綺麗になったら新しいいシールを貼り付けましょう。

そろそろレストアの領域かな…

こんな事を書くと、「気が早い」等と言われるかもしれませんが、早めに、かつ、気長に取組んでおけば後悔しなくて済みそうな事をリストアップします。参考にしてください。

  1. ゴムホースの総交換、特に燃料、ブレーキライン
  2. ブレーキのオーバーホール
  3. エンジンの各種センサー類の交換
  4. モーター類のオーバーホール、交換
  5. ポンプ類のオーバーホール
  6. サスペンションのオーバーホール
  7. エンジン、ミッション、駆動系のオーバーホール
  8. ステアリング系のオーバーホール
  9. 車体の防錆処置
  10. 電気系統のオーバーホール
  11. 内装のオーバーホール

これからも長く乗るのであれば上記項目を検討しておきましょう。なお、項目が一部ラップしていますが、意味的な解釈をしてください。

これらを全て一度に行おうとすると結構大変です。(中には同時に行った方が良いものもあるが)
だからと言って、あせる必要はありません、自分のスタンスを守って取組みましょう。