Manual Fan Switch


電動ファンのマニュアルスイッチを既に導入されている方は多いと思う、私も導入したのは随分前の話である。

ファンスイッチを取り付けにあたりポイントを。

年式、エンジンタイプにより少々異なるが、基本的にはファンリレーを動作させるように回路を構成する事。
間違ってもスイッチで直接ファンモーターを駆動するような回路構成にしない事。

TIPで言えばSecondly Cooling Fanを動作させるほうが良いだろう。
87年式のSecondlyは水温スイッチでダイレクトにコントロールされているだけなのでリレーと水温スイッチのラインから分岐させそこにスイッチを取り付けるだけなので簡単。

88以降の場合もSecondlyは水温スイッチでコントロールされているのだが、FANの動作をECMがモニターしている(FANの動作信号がECMに送られている)のでリレーを1個追加する必要がある。
ECMに信号が送られると、エアコンなどが誤動作するので都合が悪い、具体的には純正のリレーとパラレルにリレーを接続し、Manual Switchで追加したリレーを動作させるようにする。
この時純正リレーは動作しないようにする事。
これでFANが動作してもECMに信号が送られる事は無いはずだ。
(88以降の綺麗なFAN回路図を提供していただければ配線方法を紹介しよう。)

当然だがテスター等で配線を確認しながら作業する事、もし間違った配線をすると車を破壊してしまう恐れがあるからだ。
また追加した配線はコルゲートチューブ等で保護し、接続部も確実にする事。

スイッチは扱いやすい箇所に取り付ければ良い。
私は上図のようにメーターパネル下のスイッチ穴のメクラ蓋に取り付けた。
この箇所は本来サブウーハーアンプのコントローラースイッチ(オプション)が付くところである。
多くの方のにはリアハッチオープンスイッチ左側にはリアデフォッガースイッチが付いているかと思うが、私の車にはそれすら付いてない。
思うにこれも当時はオプションで選択できたのだろう。
なおリアデフォッガーが無くても今まで不自由した事はない、逆にリアの視界がクリヤーである。

配線自体は簡単なのでこれだけでは面白くない、そこでManual Switch自体に拘ってみようと思う。
上図のようなスイッチでも実用面では全く問題ないが、見てくれが如何にも後付けである(当然なのだが…)。
ただし始めてこのスイッチを見た人は何のスイッチなのかが分からず、「?」なスイッチとしての演出は最高であった。

個人的な好みとしてはやはり純正風だ、そこでFOG Lamp Switchを流用してしまおうというのが今回の趣旨。
インパネにある3箇所のスイッチ取付穴は全て同じ規格なのでこのような流用が可能である(FOG Lamp Switchではなくても可能)、さらには裏側のコネクターも規格は同じなので、解体車からスイッチ、コネクターを剥ぎ取ってくると便利なのだ。

今回は新品のFOG Lamp Switchを購入交換し、車に付いているFOG Lamp Switchを改造する事にした。

純正スイッチを流用するからと言って特に難しくなるような事はない、配線をきちんと接続するだけである。
このスイッチには5個の接点が出ているがそれらはON-OFF用、照明用、ON表示用である。
もちろんON-OFF用の接点だけを使っても良いのだが、それではつまらない。やはり全てを利用し、純正の他のスイッチと同じ様に機能するようにする。

そうなるとONボタンにある"FOG Lamp"の表示が邪魔になるので、まずはここから改造しよう。

文字の記入してある部分を分解するにはボタン部分をスイッチ本体から外したほうが素直な分解方法。
私はボタン下のカバーを無理やり外したが、この方法では内部に入っているプレートを支障無い程度だが破損させてしまった。
ボタンを外すには下の画像に少し見えているノッチを外すだけだ。

プレートを外すと透明パーツ2枚が取り出せる。
左のグレー色プレートに文字やマークが記入され、それの右側のプレートが表に来る。
一番右のプレートはグレーのプレートの奥に位置し本来は見る事の出来ないパーツである。
中央のプレートの一端が赤くペイントしてあるが、この色が照明の色を出すペイントである。

とりあえずグレーのプレートに残っているマークを消し、インレタで文字を入れてみた。
PCと優秀なプリンターが有ればマーク等を自作して貼り付けるのが良いだろう。
残念ながら我家には優秀なカラープリンターが無いためこの方法は断念した。

インパネに取り付けてみたが、やはり後付け感バリバリのスイッチよりはるかに感じが良い。
やはりこの方法を選択したのは正解のようだ。
ただし問題も残った、車に装着前にテストしなかったので装着後に判明したのだが、照明を付けても自作の文字は浮かび上がらない。
どうやらオリジナルのマークは蛍光塗料を使っていたようだ。
これでは完璧ではないので対策する予定である。

さて肝心の回路構成だが、以下の図を参考に配線されたし。
GMのService Manualをお持ちの方はご自分の車の回路図を参考に作業をすると良いだろう。

ON-OFFスイッチはFANリレーと接続するので問題ないと思うが、照明、ON表示は悩むところだろう。
私の場合照明はインパネ奥に眠っていたデッフォッガーのコネクターから取り、ON表示はFANリレーのFANモーターに行くラインに接続した。
デフォッガーは装備されてないと言ったが、一般に車のハーネスはどのような装備が付いていても共通になっている。つまり私の車もデフォッガー付のリアガラス、スイッチが無いだけで配線は付いているのだ。
デッフォッガーコネクターから照明ラインを取る場合は、Dコネクターが+12VとなりCコネクターがGroundとなる。
ON表示はモーターと連動するので手動でFANを動作させた時だけではなく、水温スイッチで動作したときも点灯する。
これはこれで便利だと思うが、水温スイッチの設定が高いため実際にそのような状況を見る事は滅多にないだろう。
なお接続には平型ギボシがバッチリ使えるので接続方法に悩む必要はない。


スイッチ側端子


スイッチ内部回路図

すべてを組み付けたらスイッチにFANが連動しON表示が点灯する事、照明も点灯する事を確認して問題なければOKなのだ。