Oil Cooler & Temperature Gage


オイルクーラーは必要でしょうか?

実を言うと私にも本当に必要かは分かりませんでした。何故ならインパネに油温計は付いていないので油圧計から推測するしかないからです。(大体油圧計もどれぐらいの信頼性があるのか分からないが)

ただしこのV8エンジンは排気量に対してエンジンオイルの容量が多くはないのでオイルに負担がかかっていそうなことは容易に想像できます。

こうなったら付けてみるしかありません、と言う訳で、オイルクーラーと油温計の取り付け方を紹介します。また、同時に私は吸入空気圧計(いわゆるバキュームゲージ)を取り付けました。油温計を付けようとした場所が油温計1個だと寂しいので、併せて取り付けました。こちらも紹介します。

但しあくまでも一例としてお読みください、取り付ける製品によっては変わってくることが有り得ます。

パーツ選定

パーツは以下のように選定しました。

Equipments

Maker

P/N

Oil Cooler

DERALE

No.15503

Oil Temperature Gage

Auto Meter

2-5/8" Sport-Comp No.3443

Vacuum Gage

Auto Meter

2-5/8" Sport-Comp No.3471

Panel

Auto Meter

2-Hole Black Aluminum No.3232

※これらを取付けた当時はピラーマウントタイプは販売されてませんでした。
現在ではピラーマウントでメーターを付けるのがすっきりしていて良いかと思います。
ただしこの場合はメーターのサイズが小さくなる場合があります(2-1/16")。
詳細はAuto Meterのサイトなどで確認してください。

選定理由は何と言っても安価だからの一言に尽きます。

これらパーツを購入しましたが後々問題が…(詳細は以下を)

ここでちょっとクールになってみましょう。

実は気になることが有ります、油温計のセンサーを何処に付けるかです。

SUMMITのカタログを眺めてみるとまず、

  1. オイルクーラーに付属のオイルブロックにはセンサーを取付けられそうな穴は無いようです。
  2. オイルブロックの直径が純正オイルフィルターより小さい様子。
  3. 油温計のセンサーの大きさがカタログからは判断できません。

まあ、これらは現物が届いてから考えることにし、注文しました。

しばらくして無事にパーツが届きました、さっそく上記の疑問点の検証です。まず、センサーの取り付け方ですがやはりオイルブロックには穴が有りませんでした。しかも油温計のセンサーはかなり大きくオイルブロックに加工して穴を空けても物理的にも取付けは困難であると判明。またオイルブロックの直径は予想通り純正オイルフィルターより小さいです。さあ、どうしよう…

このままでいけません、何とか解決しましょう。

最初はオイルクーラーを何処に取付けるかです。本来はラジエターの下流側(エンジン側)もしくは、全く別の場所でしょうがこの車はグリルレスのデザインのため独立した場所に付けるには大がかりになってしまいそうです。

そこで必然的にラジエターにおんぶする形になってしまいますがラジエターの下流側には電動ファンが付いています。しょうがないのでラジエターの上流、正確にはコンデンサーの上流に取付けることにしました。

ただしこの方法は別の問題を残します、これは温度の問題です。油温は高い場合は120℃位になりそうです、この温度の空気がコンデンサーとラジエターへ流れる訳ですからこれらの冷却効率に影響が出そうな気がします。しかし取りつける場所はここしか見当たらないので仕方ありません。取付けた後様子を見てまた検討することにしました。

オイルブロック、オイルクーラー間のホースのルート選定ですが、エンジンルームを眺めて決定しました。但し車体側に若干の加工が必要となります。(Fig.1 & Photo.2)


次はセンサーを何処に付けるかですが、この場所によってはモニターできる油温が大きく変わってきますので慎重に検討します。基本的にこのV8エンジンにはこれらセンサーを取付けられるように穴がいくつか準備されています。当初はこれらのうち適当な物を利用しようとしていましたが、ほとんどが既にほかのセンサーに使われており簡単に出来そうには有りません。

そこで新たにセンサーを取付ける場所を探すことにしました。理想としてはエンジン内部を循環し終わったオイルの温度を測定できる事ですが、ここでAuto Meterの取説を読んでみると、「オイルパンに取付けるがよろしい…」と有ります。つまり“センサーマウントをオイルパンに穴を空け溶接しなさい、そこにセンサーを付けなさい。”との意味です。ではそうしましょうとはいきません。何せオイルパンの加工をするにはとにかくオイルパンを外す必要が有ります、果たしてオイルパンは簡単にはずせるか?早速車の下に潜って調べてみましたがやはり簡単に外せそうにはありません。エンジンを降ろすのであれば別ですが。

結局、オイルブロックからオイルクーラーへオイルが流れる方のホースの途中にセンサーを付ける事にしました。しかしこの場合はセンサーを付けるためのアダプターを準備する必要が有ります。これは自分で図面を起こし、何処かに頼んで作ってもらう事にしました。(Fig.2&3,Photo.1)



*こんな感じのアダプター、絵が下手でごめんなさい。

このオイルブロックにはサーモスタットが内蔵されています、オーバークール対策は必要なさそうです。でも、何度で作動するかは不明です。(取説には何も書いてない。)

オイルフィルターは神奈川県のパーツ屋にオイルブロックを持ち込み探したところ有りました、PRO/GAGE社のPGO-123(GM No.PF-45)が使えます。

準備が出来たら実際に取り付けです。当然ですがオイル交換も同時に行います。またセンサーは最後に取付けます。

オイルブロックに付属のホースを取付けます、このホースが1本になっている場合は半分にカットします。オイルを抜き、オイルフィルターを外します。ここでオイルブロックをエンジンに取付けますがホースの取り回しに注意してください。

ホースをラジエターのほうまで引き込みますが、ホースが鋭利な部分に当たらないように注意してください。どうしても当たる場合はホースを何らかで保護します。(ナイロン製のスパイラルチューブ等で)

次はオイルクーラーを取付けます、今回使用したものはラジエターなどにナイロン製のピンを使って固定する形式のものです。

このピンをラジエターのコアに通し、オイルクーラーを固定するのですがこのピンがなかなかスムーズに入ってくれませんので夢中になってコアをつぶさないように注意してください。

クーラーの固定が終わったら、ホースを接続します。

ここで油温計のセンサーを取付けます。ホースのオイルがオイルクーラーへ流れる側を、センサーを取付けるあたりで切断し、アダプターを接続します。ここに油温計センサーを取付けて終了です。なお、メーター自体は事前にセットしておいてください。

オイルの容量も若干ですが多くなります。オイルフィルター内のオイル込みで約5.5g程度になります。

これで作業はほぼ終了です、オイルフィルターを取付けたらエンジンオイルを入れ、エンジンを始動し、オイル漏れの無い事を確認してください。またホースがゴム製のため、しばらくするとクランプが少し緩みますので定期的にクランプ部からの漏れを確認してください。

次はバキュームゲージの取り付けに移ります。メーター本体は油温計と同時に取りつけておきます、照明用の電源はインパネライトのラインからか、もしくはヒューズボックスにコネクターが有りますので都合のいいところから取ってください。

バキュームラインはサージタンクに数本のラインが既に出ていますので、どれかからT字型のアダプターを使って(メーターに付属)分岐させれば終わりです。アダプターと分岐させるラインに使われているホースのサイズが同一ある事を確認してから作業を行ってください。

さて、オイルクーラー取付け後の油温はどうなったでしょうか。

以前の状態は具体的には分かりませんが(油温計は付いていなかったので)、通常走行では180°F(約82℃)を維持します。渋滞などでは200°(約93℃)辺りで一定になります。油圧も30Psi以上を維持し、タレもありません。結果はまずまずと言ったところでしょうか。

また懸念事項だった水温への影響は渋滞時に220°F(約104℃)を少々超える程度になってしまいますがこの程度はほとんど問題になりません。

エアコンへの影響は実を言うと私の車のエアコンは、3年ぐらい前から冷媒不足であまり効かないので現在はほとんど使っていませんので分かりません。夏暑いでしょうって?

我慢すれば何とかなります。どうせR-12は生産中止で、いずれは入手困難になるのですからあまり気にしていません。

HFC-134a仕様に改造するのが一番的確かも…